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防火管理者と防災管理者の違い?

防火管理者と防災管理者は、いずれも建物や施設における安全を確保するための役割を担いますが、それぞれの目的や役割には違いがあります。

防火管理者は防火対象物の火災発生時の被害を軽減するため、消防計画を作成し、それに基づいて消火、通報、避難訓練等を計画し実施、消防用設備等を適正に維持管理などの業務を行います。(詳しくは以前のブログ「防火管理者いるの?」を参考にしてください。)
 防災管理者は火災に加えて、地震、津波などの自然災害を含む総合的な災害対策することを目的としています。対象となるのは収容人員が多い特定用途な施設等で商業施設であれば大規模なショッピングモール、スーパーマーケットなど、オフィスビルであれば高層ビル、宿泊施設であれば多くのを宿泊客収容するホテル、旅館、地下街であれば連続した地下の商業エリアが対象となります。

※地下街や高層建築物は以下の特徴があるため、防災管理が特に重要です

  1. 避難経路の確保が難しい
    • 地下街では、火災や地震時の避難が困難になる場合があります。
    • 高層建築物ではエレベーターの使用制限や階段避難が課題。
  2. 災害リスクが高い
    • 高層建築物は地震の揺れの影響を受けやすい。
    • 地下街は火災時の煙やガスが充満しやすい。

※ 防災管理者は防火管理者の資格を持つものが防災管理者講習を受講することが必要です。

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